さぁ〜今日から11月。
当たり前だけど、あと2ヶ月で今年も終わり。
早いなぁ〜!
さてさて、いきなりですが、あなたに問題です!
ナビゲーションダイビングで欠かせないコンパス。
今はダイブコンピュータにもコンパス機能が搭載されていて
角度を表示してくれます。
講習ではコンソールについてあるアナログコンパスを使用して学習するのですが。
ちょっと下の写真を見てください。
お気づきかな・・・?
ナビゲーションスキルを受講した方ならわかると思いますが
アナログコンパスは200度を示しているのに対し
デジタルコンパスは191度。
同じ方向を示しているのに約10度も違う・・・。
こんな時、皆さんはどっちを信じますか?
・・・
・・・
・・・
答えは・・・
どっちでも良いのです。
アナログコンパスで1ダイブをナビゲーションするなら最後までアナログコンパスで行う。
デジタルコンパスで行うなら最後までデジタルコンパスで行えばいいんです。
つまり、アナログで一度コンパスを始めたら最後までアナログコンパスで行えば
何の問題もありません。
ようは!デジタルとアナログを1ダイブ中に併用してはならない、ということ。
ただ、デジタルがより正確に角度を示してくれると思うのですが
ほとんどのインストラクターやガイドダイバーは、アナログコンパスを使用するため
例えば・・・「あの岩から250度の方向に進めば目的地につけるよ!」なんて会話が
水中ガイドを行うダイバーのあいだではよくあることです。
これ!ほとんどがアナログコンパスでの話しだと思ってもらってOKです。
では、なぜ正確そうなデジタルコンパスをインストラクターは使用しないのでしょうか?
理由はいろいろあると思いますが、ここからは僕かずぽいの見解でお話しします。
デジタルコンパスは、角度のみを表示するだけで、ラバーライン(方位基線)や
上の回転ベゼル、往復コースやダブルインデックスの表示がないので非常に使いにくいということが
理由のほとんどです。
情報源が少なすぎる!ということになります。
つまり水中でのダイビング活動を行うのに非常に不向きと言えるでしょう。
水中活動を行うにあたって、ダイブコンピュータに搭載されているデジタルコンパスを
否定しているわけではありませんので勘違いされないように!
ダイブコンピュータの役割を考えた時、もっと大切な情報を教えてくれますので
餅は餅屋!つうことで。